何故多古町に移住したの?

こんにちは!多古町地域おこし協力隊のカトーです!
今回は、地域おこし協力隊になった理由について書いていきたいと思います。
それぞれ皆さん志す理由は違うと思います。
これから地域おこし協力隊になろうとしている人や、
田舎に移住したいなーと思っている人の参考になれば嬉しいです!

地域活動に参加したかった

1個目の理由は、地域を盛り上げる活動がしたかったことです。
私は千葉県君津市出身で、多古町に来る前には木更津市に住んでいました。
どちらもいわゆる内房エリアでアクアラインも近いので都内へのアクセスも良く、生活には不便しないエリアでしたが、何となく人との関わりはあまりないなぁと感じていました。
そんな中、デザイン制作会社で営業をしている時に、地元の経営者や有志の方々が集まる交流会に参加しました。
そこには利益とは関係なく地元のためになる様独自でボランティアしている企業や、人と人を繋ぐコミュニティ作りをしている人達など、地域のために活動する人が大勢いました。
私も何か地域の良さを伝えるような活動がしたいと触発され、当時募集されていた「木更津観光ガイドブック市民ライター」に応募しました。
11人の市民ライターが集まり、半年間ガイドブックの作り方をワークショップで学び、取材先を決めてお店にアポを取り、取材と撮影をして、誌面作りまで行うとても貴重な経験をしました。
自分が住んでいる地域でさえ改めてリサーチして、交流して関りを持つと今までと見える景色が全然変わってきました。今まで気にしなかった部分にアンテナを向けるだけで印象はガラッと変わることを知りました。
こんなにワクワクすることを、全く知らない地域で1からスタートさせたらもっと凄い体験が出来るんじゃないか!?と思って地域おこし協力隊になることを考えました。

ふるさと納税の仕事がしたかった

2個目の理由は、多古町の地域おこし協力隊募集を見たときにメインミッションがふるさと納税の活用になっていたからです。
私は以前ふるさと納税の中間事業者として働いていた経験があります。
具体的には自治体から委託を受けて、その自治体で仕事をする生産者や事業者がふるさと納税に参加出来るようサポートする仕事でした。
地域で長年農家をやっているご夫婦や、移住して新たな土地でチャレンジするテクノロジー企業など様々な人たちと交流することができ、とても好きな仕事でした。
ふるさと納税の仕事をもっとしたいと思って転職活動をした時期もありましたが、その時は全滅してしまいデザイン制作会社に転職となりました。
デザイン会社で働きつつ、1個目の理由に書いた「地域活動」についての興味が増える中、多古町の募集を見つけます。
「ふるさと納税の仕事をしつつ、地域活動を出来るなんて自分にピッタリじゃないか!」と衝撃を受けたのを覚えています(笑)

個人事業にチャレンジしたかった

3個目の理由は、漠然と思っていた「何か自分で仕事をしたいなぁ」と言う気持ちです。
会社員として働く中で、ふと「ずっとこうやって仕事するのかな」と思うときってありませんか?
私は会社に不満があるわけでもなく、金銭的に余裕がないわけでもなく、ルーチンワークをこなすことが苦なわけでもないけど、何故かそんな気持ちが出てくる瞬間がありました。
デザイン会社の社風が自由で風通しが良かったことも影響しているかもしれません。
思ったことは検討してくれるし、企画が通った時にはある種「自分が考えた仕事」でお金を稼ぐわけですから小さな起業体験だったのかもしれません。
でも自分で1から挑戦するのはとても怖いです。
起業して成功する保証もなければ、収入はマイナス、失敗した後に働き口があるかわからない。リスクばかり考えてしまいます。
しかし、地域おこし協力隊は起業を助けてくれる制度でもあります。
地域おこし協力隊はその自治体に定住する人口を増やすことが目的の一つです。
移住してから最大3年間の任期のうちに、地域住民と交流しながら活動し、「起業もしくは就職」して、その地に定住できる基盤を作ることが任期中のゴールになります。
地域活動をしながら活動費をいただき、自分が任期後に収益を得れる事業をつくるため3年間模索出来る時間が作れるのです。
結果的に起業できず、近隣で就職することになるかもしれません。でもリスクを減らしてチャレンジ出来るならば、一度飛び込んでみようと思ったのです。

暮らし観光にチャレンジしたい

4個目の理由は、「暮らし観光」にチャレンジしたいと思ったことです。
1個目の理由で紹介した「木更津観光ガイドブック」のワークショップに参加している時に、「暮らし観光」という考え方を知りました。
神奈川県三浦市の三崎で暮らし観光を実践しているミネシンゴさんが講師で来てくださり、どんな活動をしているか聞かせてくれました。
「その地域で普段から生活している人たちの暮らしをそのまま体験してもらう」
観光地や美味しいグルメが無くても、そこで生活する人々との交流が新鮮な体験になるんだと知り、これはどんな地域でも取り入れられるアプローチだと思いました。
ただ暮らし観光で人に来てもらうには、地元住民も外から来た人をオープンに迎え入れる気構えが必要だと思っています。
自分がいる3年間のうちに、迎え入れられるような場所とコミュニティ作りをして、交流を目的に多古町を訪れる人を増やすチャレンジをしたいです。

他にも細かい理由はいっぱいありますが、大きいきっかけは以上4つです。
地域おこし協力隊は、移住する地域のファンだったり、出身地にUターンする人がいたりと元から地域に接点があるから志望する人も多いですが、私のようにやりたい活動内容や自分のチャレンジのために志望する人も多いです。
「自分のやりたいことは地域活動じゃないから地域おこし協力隊にはなれないかな。」と思う方もいるかと思いますが、それはやってみるまでわからないと思います。
起業した仕事が結果的に地域の資産になったり雇用が生まれたりと、間接的に地域貢献になることも多いと思います。
移住してリモートワークをしながら地域活動する協力隊もいると聞きますし、活用の仕方は自由だと思います。
興味を持ってくれた方は是非チャレンジしてみてくださいね♪

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